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アレクサンダー・テクニークを応用した日々の試行錯誤と、BODY CHANCEの情報をお伝えします


by bodychance
先週の土曜日にベリーダンスのステージを観てきました。
ベリーダンサーKIKIさんのカンパニーAphrodiaとスクールの生徒さんによる
ホール公演です。
この年末にBODY CHANCEで"Belly Dance Evening with BODY CHANCE"
というイベントをやるのですが、KIKIさんにはこちらに出演していただく
関係で拝見させていただくこととなりました。

ベリーダンスは、女性の持つ「人を魅惑したい」という特有の感情とエネルギーを
表現しているんですね。タイトルが「Le Bijou Oriental 東の国のきらめき」だった
のですが、ダンサー達の魅惑のエネルギーをきらめきとして感じました。

スクールの生徒さんもいた公演ということで、様々なレベルの人の踊りをみて、
いくつか気づいたことがありました。

「からだの動きももちろん大切だが、
顔の表情や目使いも表現力に大きく影響している」

「魅惑」されるダンサーの場合は、自分の動きへの意識と共に、常に観客への意識
が有り続けているように思います。
「下に向ける視線」一つをとっても、魅惑されるダンサーは観客への意識と共に視線
を意図的に向けていて、自分で演出している感じがします。
この辺、KIKIさんの意識は観客と常に有り続け、会場全体を含んでいるように見えました。

「踊る前の普段の姿勢というか身体の使い方で、
余計な緊張がすでにあるのではという人も」

胸を常に反る状態が続いてしまっている人も。こういう人はもともと身体が
柔軟そうな人に多い感じがしました。胸の位置をニュートラルな状態から
始めることで、より動きにしなやかさと動きの大きさ・振幅が生まれるように
感じました。それと、このベースポジションに緊張のある人は、回転の時に
バランスを崩しやすいのかもしれません。

という感じで色々な観察もできて、とても楽しめました。

KIKIさんにお会いすると、とてもやわらかい雰囲気を持った方で、
これだけの大きな公演を引っ張っていくエネルギーがどこにあるんだろう
と思ってしまいます。とても素敵なダンサーです。

KIKIさんのウェブサイト
http://kiki.iza-yoi.net/

☆BODY CHANCEが贈る年末のベリーダンスイベント!!
Belly Dance Evening with BODY CHANCEの案内はこちら☆
http://www.alexandertechnique.co.jp/modules/contents/index.php?content_id=176
# by bodychance | 2009-10-08 16:48

電車の中で

私は電車通勤をしています。席が空いていればもちろん座るんですが、
なかなか混雑時間の通勤となると座れるものじゃないですよね。
そうすると、当然立っていることになるのですが、立っているときは
つり革につかまっています。この時に無意識にしていると、
けっこう「ぎゅっ」とつり革を自分の方に引っ張っているんですよね。
もちろん揺れたときは引っ張るものなんですが、あまり揺れていないときも
もたれかかっているというか、必要以上に引っ張ってしまっている。
決して酔っぱらって立っていられない状態ではないのに。

そして、ふと我に返ると「あれ、なんでこんなに力入っているんだろ」と気づく。
そしてやめてみると、これはこれで立っていられるし、腕は楽だ。
時々揺れたときだけ、バランスを元に戻すために引っ張ればいいくらいだ。
一方で、下半身はやはり上半身のバランスを取らなければならなくなるので、
働く必要が出てきてしまう。揺れる電車の中は、通常時以上にバランスを
取る必要が当然ある。で、下半身が疲れた感じがしてしまう。

ちょっと周りをみてみると、他の人もつり革を必要以上に引っ張って
ぶら下がっていたりする。特に夕方から夜にかけてが多い。やはりみんな
疲れているんだろう。中には酔ってバランスが悪くなっている人もいると思うし。

なぜつり革を必要以上に引っ張ってしまうかということを考えてみると、
下半身でバランスを取りつづけるのが疲れるからなのかもしれない。
一時の間でも、腕に身体を支えさせて下半身にお休みを与えてあげているんだろう。
それが習慣となってしまっていて、無意識のうちに、つり革につかまると
力強く引っ張る形になってしまっているのかも。

本来の体の機能としては、下半身で上半身を支えた方がラクに決まっている。
ただ、下半身も「1日中働いていたんだから、時々休ませてくれよ」ということで、
「腕」が出動することになっているようだ。ということでは、つり革にぶら下がる
のも別に悪いわけではないのかも。

結局のところ、この点についていえば、私の中ではどうすればよりラクにという
ことまで結論が出なかった。要は下半身で立つにしろ、つり革で身体を支えるに
しろ、頭と脊椎の関係をお願いして、それぞれの行為をラクにすることだけなのかな。
なんて、うだうだ考察してみました。

皆さんは電車の中で立っているときは、どんな感じでしょうか。

☆BODY CHANCE☆
http://www.alexandertechnique.co.jp/
# by bodychance | 2009-08-26 17:57 | 無意識にやってしまうこと

ジェレミーが復活

プロコースの方々はご存知ですが、BODY CHANCEのディレクターの
ジェレミーが網膜剥離となり、先日まで入院しておりました。
そのジェレミーがようやく復帰し、先週からプロコースの指導を
始めることができるようになりました。

プロコースの方々には、ご心配をおかけしました。ジェレミーも皆さんの
温かいサポートに感謝しておりました。
まだ白目のところに赤みが残っていたり、疲れやすい時もあるようで、
完全復帰の状態ではないようですが、エネルギーだけは常にあふれんばかり。
今週のプロコースのクラスもいつもの活気で授業を進めていました。

網膜剥離とは、、、
網膜が網膜色素上皮(もうまくしきそじょうひ)から分離し、網膜の下に水が
たまる病気です。おおまかに裂孔原性(れっこうげんせい)網膜剥離と非裂孔
原性網膜剥離に分けられますが、普通は網膜剥離といえば裂孔原性網膜剥離
を指すので、ここでは裂孔原性網膜剥離について解説します。
 裂孔原性網膜剥離は網膜に孔(あな)があき、そこから網膜の下に水が入って
起こる病気です(図45)。毎年1万人に1人くらいの割合で起こると考え
られています。剥離した網膜は徐々に機能を失っていくので、放置すれば
失明に至る病気です。そのため、以前は恐ろしい病気というイメージもあり
ましたが、最近では手術でほとんど治るようになっています。
(gooヘルスケアより抜粋)

手術も成功したのですが、回復するための入院の話を聞いたら、かなり大変
だったようです。目を使わないようにするのはもちろんだったのですが、ずっと
下を向いていなければいけなかったとか。こうした状態のため、通常の患者さん
は、身体の機能が低下して、どこかが痛くなったり、動かしづらくなったりする
そうです。ジェレミーの主治医も「身体が痛くなったりしていませんか?」と
聞いたのですが、ジェレミーは「身体は特に問題ない」と。そうすると「本当ですか」
とかなり疑っていたらしいです。
ジェレミーも入院中にそういう話を聞いていたので、自分でかなり意識して面倒を
見ていたらしい。さすがジェレミーです。

しかし、突然目が見えなくなったら心配ですよね。
視野の中に糸くずやゴミのような物が見える飛蚊症や光が走るように見える光視症など
の前駆症状がみられることも少なくないそうですので、こうした症状がある時には気を
つけましょう。

☆BODY CHANCE☆
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# by bodychance | 2009-08-08 17:24 | ボディチャンスのこと

クロワッサンに掲載

女性向けの雑誌クロワッサンの8月10日号にBODY CHANCEの
記事が掲載されました。この号は3号連続特集「女は40歳から」の1号目に
なり、「カラダが変わる、賢く元気になる。」の特集の一部として、紹介されて
います。タイトルは
「アレクサンダー・テクニークで、不要な緊張を解くとカラダは驚くほど快調になる」

記事の内容は、ジェレミーが人気漫画家の槇村さとるさんにレッスンした
ものです。槇村さんは、以前にも日経WOMANの取材でBODY CHANCEのレッスンを
受けられています。そのときの先生は、上原知子先生だったのですが、今回は
ジェレミーからレッスンを受けることに。

私もレッスンを見学したのですが、槇村さんは本当に呑み込みの早い人でした。
日頃から様々な健康法にチャレンジしていらっしゃる柔軟な方なので、ジェレミーが
説明しただけで、「なるほど」と理解されてポイントをつかんでらっしゃいました。
また、槇村さんは現場を盛り上げようとする明るい方で、またジェレミーも根っからの
お調子者なので、槇村さんに同調。気がつくと、すぐにコミカルな方向に。
おかげで、現場はとても楽しいものでした。
でも、それが良かったのか、とても素敵な写真が撮れていて、実際に誌面でも
そんな写真が掲載されていました。

クロワッサンはとても人気のある雑誌のため、様々な方の目に止まるのでは
ないかと期待しています。編集部のK.O様、本当にお疲れさまでした。

☆BODY CHANCE☆
http://www.alexandertechnique.co.jp/
# by bodychance | 2009-07-25 15:53 | ボディチャンスのこと

マタニティにも

先日、妻の出産に立ち会うことができました。
貴重な経験です。大変なことだとは思っていましたが、想像を遥かに
超えていました。すごいエネルギーが必要です。

彼女は初産だったため、陣痛が来てから出産まではほぼ24時間がかかりました。
これから出産を迎える人がもしいたら、陣痛がきているときに、できるだけ
何かエネルギーになるものを食べておいた方がいいのを勧めたいです。
「痛くて食べてられない」という状態になるかもしれませんが、そこで
食べておけばエネルギーとなって、胎児を押し出す力が得られます。
陣痛というのは、体が勝手に胎児を押し出そうとしているので、単なる痛みでは
ありません。中では激しい筋肉の収縮が行われているので、かなりエネルギーを
奪われてしまうんでしょう。

助産師の方々に言われたことは、「陣痛と陣痛の間はからだの力を抜いてしっかり
休んで」ということでした。陣痛の痛みで体は硬直します。硬直は筋肉の収縮を
伴っているので、それが続くとエネルギーが消耗してしまうのでしょう。
ここでうまく力が抜けるかどうかという点で、アレクサンダー・テクニークがとても
役に立つと思いました。日頃、不必要な力を抜くことに慣れていれば、これが
けっこう楽にできるみたい。アレクサンダーの省エネ的な体の使い方がこんな
ことろに役立つとは思いもよりませんでした。

BODY CHANCEのプロコースで指導していらっしゃる芹沢紀美子先生は、
マタニティのためのワークショップを実施しています。
妊娠は体のバランスが大きく変化するもので、腰を痛めたりすることはよく聞きます。
バランスも日頃から意識していないと、こうした変化についていけず、余計な緊張
と共に妊娠生活を過ごすことに。このワークは、激しい運動をしたりしないし、
副作用もないので、マタニティの方の体作りにはもってこいだと思う。
BODY CHANCEでもマタニティをぜひ実施したいなあと思う最近の私です。

☆BODY CHANCE☆
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# by bodychance | 2009-07-16 17:19 | 体の構造